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神経系について✾

2021年08月31日


大きくわけると、中枢神経と末梢神経が

あります。



【中枢神経について】


脳と脊髄からなる神経系です。

神経細胞とグリア細胞からなります。


脳の重さは、約1300㌘で体の中で

1番重い臓器です。※肝臓は約1200㌘


全身の様々な部位から送られてきた

情報を受取、判断してその対応を

指令します。


皮膚などの末端からの情報は、

脊髄を通って脳に送られ

それに対する脳からの指令は、

また脊髄を通って末端に送られます。


※この場合の脳とは、

終脳と脳幹(間脳、中脳、橋、延髄)





セクレチン

パンクレオザイミン


アルカリ性の膵液を分泌します。

消化酵素に富んだ膵液を分泌します。


腎臓のホルモン

2021年08月29日

エリスロポイエチン


赤血球の新生を促進させます。

血液中のアンジオテンシノーゲンを

分解してアンジオテンシンにします。


血管収縮、電解質コルチコイドの分泌を

促進させ、血圧を上昇させます。



胃のホルモン

2021年08月28日

ガストリン


胃酸の分泌を促進します。


心臓のホルモン

2021年08月27日

心房性ナトリウム利尿ペプチド


尿の生成や排泄の増加に

関与しています。


胸腺のホルモン

2021年08月26日

サイモシン=チモシン


胸腺皮質が産出するホルモンの1つ。

T細胞の分化や活性化に関与して

います。


膵臓のホルモン

2021年08月25日

※膵臓のランゲルハンス島から

放出されるホルモン✾


ソマトスタチン

インスリンとグルカゴンの産生

分泌抑制のほか、成長ホルモンの

分泌や様々な消化機能の抑制をします。


ランゲルハンス島のδ(D)細胞から

分泌されます。


※ソマトスタチンは、ランゲルハンス島

だけでなく、視床下部、消化管でも

分泌されます。



膵臓のホルモン

2021年08月24日

※膵臓のランゲルハンス島から

放出されるホルモン✾


インスリン

全身の組織でブドウ糖取り込みを

促進し肝臓におけるグリコーゲンの

合成促進と分解抑制をします。

全身では血糖値を降下させます。


糖分が腸から吸収され

グルコースとして血中に

入ると、ランゲルハンス島B(β)細胞

から分泌されます。


グルコースをミトコンドリアに送り

血糖量を減らす働きをします。

余ったグルコースをグリコーゲンに生成

肝臓に貯蔵します。

※過剰になると、脂肪に転化します。



膵臓のホルモン

2021年08月23日

※膵臓のランゲルハンス島から

放出されるホルモン✾


グルカゴン

低血糖の際に、血糖量が減少すると

肝臓に作用して、ランゲルハンス島

A(α)細胞から分泌されます。

肝臓に貯蔵されているグリコーゲンを

分解し、血糖量を増加させます。



松果体のホルモン

2021年08月22日

メラトニン

概日リズム(サーカディアンリズム)

を調整して、夕方から分泌され

睡眠を誘導します。


小児の時は、たくさん分泌されています。

メラニン産生を抑制して

皮膚の色を明るくします。


※インターメジンとメラトニンは

拮抗的な働きをします。



副腎のホルモン

2021年08月21日

副腎髄質(外胚葉由来)から

分泌されるホルモン✾


交感神経の刺激で分泌されます。


ノルアドレナリン

アドレナリンが血中に運ばれ

各器官でホルモン作用を示す

のに対し、ノルアドレナリンは

主に神経伝達物質として作用します。


怒りを感じた時に分泌されます。

末梢血管の収縮、腸管抑制、心刺激

血圧上昇作用があります。


ストレスなどの影響をうけ

交感神経が刺激されると

血中に放出され、脂肪から

エネルギーを放出して

筋肉の瞬発力を高めます。


過剰になると、躁状態、末梢血管の

収縮作用を引き起こします。


不足すると、無気力、無関心、うつ病に

なります。



副腎のホルモン

2021年08月20日

副腎髄質(外胚葉由来)から

分泌されるホルモン✾


交感神経の刺激で分泌されます。


アドレナリン

カテコールアミンの1つ。

血中に運ばれ各器官で

ホルモン作用を示す。

神経系では、神経伝達物質としても

作用します。


驚いたり怖い時に交感神経が

刺激されると血中に放出されます。


ストレス反応そのもの。


心臓、肝臓、骨格筋の血管拡張

皮膚、粘膜などの血管の収縮

血圧を上昇させます。

気管支平滑筋を弛緩。

立毛筋、瞳孔散大筋の収縮。


代謝では、肝臓、骨格筋の

グリコーゲンの分解を増進して

血糖値をあげ脂肪分解

酸素消費を高めます。


過剰になると、糖尿病や小動脈の

収縮作用を起こします。



副腎のホルモン

2021年08月19日

※副腎皮質(中胚葉由来)から

分泌されるホルモン✾


副腎アンドロゲン

副腎性の男性ホルモン✾


更年期以降、女性ホルモンの分泌が

少なくなってくると、ひげやすね毛など

生えやすくなります。



副腎のホルモン

2021年08月18日


※副腎皮質(中胚葉由来)から

分泌されるホルモン✾


電解質コルチコイド(アルドステロン)

腎臓の尿細管に作用して

尿中のナトリウムの再吸収と

カリウムの排泄を促します。


血液や血圧の正常化=生命維持に必須✾


電解質、水分代謝、血液量、血圧調整に

関与します✾




副腎のホルモン

2021年08月17日

※副腎皮質(中胚葉由来)から

分泌されるホルモン✾


糖質コルチコイド(コルチゾール)

糖・タンパク質・脂質の代謝に関与します。

生体にとって必須のホルモン✾

免疫抑制作用や抗炎症、抗アレルギー

抗ストレスの作用があります。


ストレス反応や交感神経の興奮に

よって副腎髄質からだされる

アドレナリンやノルアドレナリンが

刺激となり、分泌が促進されます。


※コルチゾールの合成には、ビタミンC

不可欠です。


パラソルモン…破骨細胞を活性化します。

骨の融解を助けてカルシウムの遊離を

促し、血清カルシウム濃度を高めます。


※パラソルモンはカルシトニンと

拮抗的に働きます。


カルシトニンによって、血中カルシウム

濃度が低下すると、パラソルモンが

ビタミンDとともに、骨中のカルシウムを

血中に放出させます。消化管にも作用し

カルシウムの吸収を促進してバランスを

保ちます✾



カルシトニン…血液中のカルシウムや

リン酸を低下させる働きをもちます。

骨の形成を促進します。


※副甲状腺のホルモン…パラソルモンと

拮抗的に作用し、血中のカルシウムと

リン酸濃度を調整しています。


サイロキシン…アミノ酸にヨードが

結合したもの。多くの細胞に働きかけ

基礎代謝の亢進。

※過剰になるとバセドウ病となります。


働き…基礎代謝亢進、成長促進

神経系の発達促進、利尿促進

排泄促進など…


※下垂体後葉で貯蔵され

必要に応じて放出されるホルモンです。



視床下部で合成されます。

下垂体後葉へ送られます。

バソプレシン(Vp)が分泌されます。


働き…腎臓の尿細管から水の再吸収を

促進させて、体液量や浸透圧を調整し

尿量を減少させる働きを持ちます。

末梢血管を収縮させて血圧を上昇させます。


※抗利尿ホルモン、血圧上昇ホルモン



※下垂体後葉で貯蔵され

必要に応じて放出されるホルモンです。



視床下部で合成されます。

下垂体後葉へ送られます。

オキシトシン(OT)が分泌されます。


働き…子宮を収縮させる作用があり、

陣痛の促進や授乳時には乳汁放出を促します。


※愛情や社会性の形成にも関わると

考えられ「愛情ホルモン」❤(ӦvӦ。)と言われています。


視床下部から


⬇ 命令があり、


下垂体中葉から

メラニン細胞刺激刺激ホルモンが分泌されます。


⬇ 標的器官へ放出されます。


表皮の基底層



働き…表皮の基底層のメラノサイトに働きかけます。

紫外線を浴びて分泌メラニン産生。



視床下部から


性腺刺激ホルモン放出ホルモン

⬇ 命令があり、


下垂体前葉から

精子形成ホルモンが分泌されます。


⬇ 標的器官へ放出されます。


精巣(アンドロゲン=テストステロン)


働き…精巣に作用して、アンドロゲン

(テストステロン)を分泌させます。

男性の二次性徴の発現、精子形成。


視床下部から


性腺刺激ホルモン放出ホルモン

⬇ 命令があり、


下垂体前葉から


黄体形成ホルモン(LH)


黄体(黄体ホルモン=プロゲステロン)


⬇ 標的器官へ放出されます。


卵巣


働き…卵巣に作用して成熟卵胞から排卵を

誘発し、黄体形成を促して、黄体ホルモン

(プロゲステロン)を分泌させます。

受精卵の着床、妊娠の維持、乳腺の成熟に関与。



視床下部から


性腺刺激ホルモン放出ホルモン

⬇ 命令があり、


下垂体前葉から


卵胞刺激ホルモン(FSH)


卵胞(卵胞ホルモン=エストロゲン)


⬇ 標的器官へ放出されます。


卵巣


働き…卵巣に作用して原始排卵の発育を

促します。エストロゲンを分泌させます。

女性の二次性徴の発現、卵胞発育、子宮内膜肥厚

コラーゲン生成、カルシウムの吸収


①下垂体前葉ホルモンの種類 副腎皮質


視床下部から


副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン

⬇ 命令があり、


下垂体前葉から


副腎皮質刺激ホルモン(コルチコトロピン)


⬇ 標的器官へ放出されます。


副腎皮質(糖質コルチコイドなど…)


働き…副腎皮質に作用して、副腎皮質ホルモンの分泌

を促進します。


①下垂体前葉ホルモンの種類


視床下部から


甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン

⬇ 命令があり、


下垂体前葉から


チリトロピン (甲状腺刺激ホルモン)


⬇ 標的器官へ放出されます。


甲状腺 (サイロキシン、カルシトニン)


働き…甲状腺に作用して、甲状腺ホルモン分泌を

促進します。


①下垂体前葉ホルモンの種類


視床下部から


プロラクチン放出ホルモン

⬇ 命令があり、


下垂体前葉から


プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)


⬇ 標的器官へ放出されます。


乳腺


働き✾…直接乳腺に働きかけて乳腺を発達させ

乳汁の産出、分泌を促します。


視床下部から放出されるホルモンは

下垂体で3箇所に分かれて、放出されます。


①下垂体前葉(視床下部➡下垂体前葉➡各器官)


そのまま作用するものと、刺激ホルモンを

放出することによって各器官からホルモンを

出させるものがあります。


成長ホルモン=そのまま全身の多くの組織に働きます。

タンパク質の代謝促進と血液増加により

骨、筋肉、内臓の成長を促進します。



②中葉(視床下部➡下垂体中葉➡器官)



③後葉(視床下部➡下垂体後葉で貯蔵され、必要に応じて放出されるホルモン)



生体内で恒常性(ホメオスターシス)を

維持するためホルモン分泌量を制御

しています。


脳や脊髄からの情報と血液中の

ホルモン濃度で視床下部が

分泌調整を判断し、下垂体系と

下位内分泌腺との間で

フィードバック作用が働きます。


ホルモンの濃度が薄くなると、

下垂体に放出命令を送り、

濃くなると、抑制命令をだして

コントロールしています。



体内の内分泌腺または内分泌器官から

分泌される化学物質の1種であるホルモン❁

は、身体の様々な生理機能を調整します。


ホルモンは、血液中に放出されます。

その後、目的とする標的細胞に運ばれ

受容体のある標的細胞にのみ作用します。


・分泌量が微量でも作用は大きい。

・ビタミンに似ていて触媒的な働きをするが

ビタミンと違って体内合成できます。


内分泌系の最高中枢は、視床下部です。


視床下部=内臓と血管を支配する自律神経の中枢。

下垂体=各種ホルモンの分泌量や分泌時期の調整に

関わる器官。


仕組みとしては…


視床下部から下垂体へ放出ホルモンが出ると、

下垂体から各器官に刺激ホルモンが出て、

各器官からホルモンが放出されます。



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