身体的、精神的、社会的な
異常刺激が原因で、恒常性によって
保たれている生体内のバランスが
崩れた状態から回復する際に
生じる全身防御反応のこと。
ストレス反応は、
自律神経系
内分泌系
免疫系
運動系
高次の神経系など…
全てにおいて見られる反応です。
ストレス反応の経過は、
ショック期
抗ショック期
抵抗期
消耗期
4段階に分けられます。
ストレス反応を引き起こす
何らかの外部環境の刺激を
ストレッサーといいます。
気候の変化…
環境の変化…
過労
不眠
疾病
人間関係
喪失体験など…
ストレッサーになります。
ストレスとは…
何らかの刺激が身体に加わった結果、
身体の歪みや変調を示す現象のこと。
ストレッサーによる心理的、身体的な
外的刺激に対し、自己防衛によって
起こる内部環境の変化を…
ストレス反応といいます。
※1930年ハンス・セリエ Hans Selye
カナダの生理学者が提唱した学説。
ストレス反応には、個人差があり
疾患を引き起こすこともありますが、
自己成長を促す糧となる場合もあります。
恒常性=ホメオスターシス❁
生体の内部や外部の環境に応じて
体内環境を一定の範囲で維持できる
身体能力。
自律神経系
内分泌系
免疫系…が
働きをつかさどっています。
外部環境からのストレスから
身を守り、健康をキープするために
有効です。
アロマテラピーを用いることで、
心身の恒常性の維持と
促進を図ることができます。
うまく取り入れて、健康的な生活を
送りましょう❁(*^^*)
リズム障害とは…
生体リズムが狂い
睡眠や覚醒のリズムに
障害が生じること。
原因
⬇
夜更かし
昼夜逆転の生活習慣。
脳老化
現代人や高齢者に多い障害です。
生活習慣の見直しと
規則正しい生活を心がけましょう。
サーカディアンリズムを整える✾
サーカディアンリズムとは、
人の生体リズムの1つで
地球の自転の明暗周期による
約24時間周期のリズムのこと。
脳内の松果体から分泌される
メラトニンによって
調整されています。
不規則な生活や日照不足に
より狂うことがあるため
注意が必要です。
規則正しい生活を心がけ
日光浴をすることでストレス解消となる
効果もあるので、ほどほどに…
太陽光にあたることも大事です❁
疲労物質の乳酸が筋肉中に
蓄積することで、筋収縮量が
減少する状態。
運動している時は、
筋肉は酸素を使い
エネルギー源のブドウ糖を
二酸化炭素と水に分解。
エネルギーを得ています。
※血液中の酸素供給が
不十分な場合、
不完全燃焼を起こして
乳酸が増えます。
そのため、筋肉疲労が
起こります。
栄養補給に加え、睡眠や休息…
肉体的休養❁
リラックスやリフレッシュなどの
精神的休養❁
をとることが大事です。
筋肉疲労の回復には…
⬇
休息
糖分の補給
ビタミンB1の補給
マッサージ
入浴などが有効です。
(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚)
筋肉や神経など使いすぎて
機能が低下し、本来の働きが
できなくなる状態が、疲労です。
・ストレスによって生じる精神的疲労
・体内に乳酸など疲労物質が溜まって
起こる肉体的疲労
・疾病による疲労
など…があります。
疲労感は、身体の異常を知らせる
重要な信号のひとつ。
睡眠など休息を取り入れることを
おすすめします。(。-ω-)zzz. . .
入眠障害、熟眠障害、早朝覚醒など…
症状を示す状態は、不眠症と呼ばれます。
その要因は、様々ですが、
ストレス、精神疾患、身体疾患
アルコール、薬物など…
睡眠に障害が起こります。
不眠に悩まされている方は、
多いですが、対策として…
⭕生活リズムの改善
⭕入眠前に、リラックス❁
※副交感神経を優位にして
安眠を得るようにしましょう。
清拭❁…せいしき
入浴などできない時に、
身体の汚れを落とし
清めるために拭くこと。
お水やお湯に精油を滴下し
そこに浸したタオルで身体を
拭きます。
トリートメント法❁
精油を植物油で希釈した
トリートメントオイルを使い
身体のトリートメントを行う方法。
※精油濃度は、1%以下に希釈した
オイルを用いること。
※かゆみ、炎症が生じた時は、
応急処置として、大量のお水で
洗い流すこと。
蒸気吸入法❁…じょうききゅうにゅうほう
洗面器やマグカップなどに蒸気がゆっくりと
立ち上るくらいのお湯を入れ、そこへ
3滴以下の精油を滴下します。
立ち上る香りの蒸気を吸入する方法です。
※粘膜刺激のないように、目は閉じて行うこと。
咳、喘息の際は、刺激となる為、行なわないこと。
吸入法❁…きゅうにゅうほう
テッシュペーパーやハンカチなどに
1〜3滴の精油を滴下します。
香りを嗅ぐことで、精油成分を
積極的に吸入し、呼吸器系の不調を
緩和する方法です。
※精油成分が直接、粘膜を刺激する
こともあるため、長時間の吸入は
避けましょう。
冷湿布法❁…れいしっぷほう
お水で冷やしたタオルを身体に
あてる利用法。
洗面器やシンクにお水をはり
1〜3滴の精油を滴下して
よくかき混ぜます。
そこに、タオルを浸して絞り
湿布したい部位にあてます。
※使用時は、湿布の温度や時間に注意。
温湿布法❁…おんしっぷほう
お湯で温めたタオルを身体にあてる方法。
洗面器やシンクにお湯をはり
1〜3滴の精油を滴下して
よくかき混ぜます。
そこに、タオルを浸して絞り
湿布したい部位にあてます。
※使用時は、湿布の温度や時間に注意。
湿布法❁…しっぷほう
お水やお湯にタオルを浸して絞り
身体の一部分を覆って、冷やしたり
温めたりする方法です。
※急性トラブル➡冷湿布法
※慢性トラブル➡温湿布法
精油は1〜3滴くらい使用します。
お肌の状態や湿布をあてる時間に
注意します。
半身浴法❁…はんしんよくほう
入浴時、みぞおちまでつかる程度に
お湯をはり、入浴します。
3滴以下の精油を滴下し、
よくかき混ぜます。
寒い季節は、浴室の温度を適温に保ち
上半身が冷えないように、タオルなどを
はおります。
※体力の消耗を軽減し、循環器に
負担をかけずに、身体を温めることが
できます。
手浴法❁…しゅよくほう
お湯に手をつける利用法です。
洗面器やシンクに熱めのお湯を
はり、3滴以下の精油を落とします。
よくかき混ぜて、両手首までを
つけます。
※風邪で入浴を控えている時や
気分転換をしたい時に気軽に行なえます。
手を温めることで、上肢や頚部までの
血行改善効果があります。
緊張がほぐれ、リラックスモードに❁(*^^*)
足浴法❁…そくよくほう
お湯に足、脚をつける利用法。
バケツなどに熱めのお湯をはり
3滴以下の精油を滴下します。
よくかき混ぜて、足首や膝下までを
浸します。
※座ったままできる為、高齢者の方や
体力のない方でも安全に利用できます。
部分浴法❁…ぶぶんよくほう
お湯に手や足など身体の一部のみを
つける利用法。
目的に応じて、部位を選ぶことで
部分から全身への効果が期待できます。
身体への負担が軽く、気軽に楽しめます。
部分浴法には、足浴法や手浴法があります。
全身浴法❁…ぜんしんよくほう
浴槽にお湯をはり、5滴以下の精油を
入れ、よくかき混ぜます。
ゆっくりと全身をつける利用法❁
38〜40℃少しぬるめのお湯で
発汗を促します。
目覚めたい時は、少し熱めのお湯で
短時間で切り上げます。
※お肌が弱い方は、植物油などで
希釈して使用しましょう。
沐浴法❁…もくよくほう
浴槽にお湯を入れ、精油を滴下して
全身つかる。または、洗面器などに
お湯を入れ、一部をつける利用法です。
精油の穏やかな薬理的、心理的効果に
入浴の効果が加わることで、
リラクセーション、温熱効果が期待できます。
芳香浴❁…ほうこうよく
精油を空気中に拡散して
香りを楽しむことで、
心と身体のバランスを整えます。(^^)
例…
テッシュペーパーやハンカチに
精油を1〜2滴落として持ち歩く。
または、枕元やデスクに置いてみる。
芳香拡散器を使って香りを拡散させます。
⭕保湿作用…皮膚に潤いを与え
乾燥を防ぐ働きがあります。
⭕吸着作用…クレイなどを使い
老廃物を取り去ること。
他の物質を吸い付ける作用があります。
⭕吸収作用…他の物質を引き寄せ、
内部に取り入れる作用があります。
⭕被覆作用…お肌をパック剤などで
表面を覆い保護することで、経皮吸収を
促進します。
⭕エモリエント作用…皮膚を柔らかくする
働きがあります。
⭕芳香蒸留水❁
ハイドロゾル
ハイドロラット
フローラルウォーターなど…と
呼ばれます。
精油を蒸留気蒸留法で抽出する際
同時に得られる…原料植物の
芳香成分を含んだ水のこと❁
穏やかな作用をもつため
子供や乳幼児にも利用できます。
化粧水としても使えます。(^^)
⭕浸出油❁
植物油に植物を漬け込み
植物の脂溶性の成分を
浸出させた油❁
カレンデュラ✾
セントジョーンズワート✾
アルニカ✾など…
浸出された植物の成分が
加わるため、目的に応じた
使い方をするとうまく
生活に取り入れることが
できます❁(^^)
○鹸化 けんか
⬇
エステルを酸とアルコールに分解する
化学反応のことをいいます。
○油脂の場合
⬇
グリセリンと脂肪酸塩(石鹸)に
分解すること。
○鹸化価
⬇
分解反応を起こすために
必要なアルカリの量のこと。
植物油は、常温でも自動酸化が
進行します。
○自動酸化
⬇
酸化した不飽和脂肪酸自体が
触媒となって、酸化を促進すること❁
○酸化特性について
⬇
油脂を構成している脂肪酸の組成や
抗酸化物質の含有量…
保存条件が関与しています。