人体は、約37兆2000億個の様々な
細胞からできています。
※約60兆個と学んだ方もおられると
思いますが、その時よりは推定数が
確かになってきています。
約37兆2000億個は、30歳
身長172㌢ 体重70㌔の人を
モデルとして推定された数値です。
細胞は、生命現象を営む最小の機能単位。
細胞が集まって組織を
組織が集まって器官を
器官が集まって器官系をつくり
1つの体ができます。
細胞
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組織
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器官
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器官系
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1個の体
⭕膀胱炎…思春期以降の女性に多いです。
3大症状は、痛み・頻尿・尿の膿による
混濁。
⭕尿道炎…排尿初期の痛み・外尿道口のかゆみや発赤
※性行為感染症の場合もあります。
⭕腎不全…腎臓の機能が著しく低下し、
血中に代謝産物がたまって
起こる自家中毒。
⭕腎盂腎炎…女性に多い病気。
尿に膿が混じって濁ります。
※抗生物質・安静・保温・水分摂取など
が治療法となります。
⭕糖尿病…血中のブドウ糖は、腎臓の糸球体で
そのままろ過され、近位尿細管で
ほぼ100%再吸収されます。
通常、尿にはでませんが、
能力の限界を超えると
尿中に糖がでます。
⭕腎炎…血尿・蛋白尿・浮腫・血圧の上昇が
おもな原因です。
おおよその目安となります。
尿量…成人1.5リットルくらい
排尿回数…日中4〜6回 夜間0〜1回
⭕頻尿…昼10回 夜2回以上
※膀胱炎や前立腺肥大症に多い。
⭕稀尿…1日2回以下
⭕多尿…1日3リットル以上
⭕乏尿…1日0.5リットル以下
⭕バソプレシン…抗利尿ホルモン
下垂体後葉から分泌されます。
⭕アルドステロン…副腎皮質ホルモン
電解質コルチコイド
⭕排尿筋と⭕膀胱括約筋は
不随意筋なので、自分で
コントロールできません。
平滑筋性で自律神経の副交感神経支配です。
⭕尿道括約筋は、随意筋なので、
緊張・収縮で排尿をコントロールできます。
骨格筋性で体制神経支配となります。
膀胱は、150ml〜300mlで尿意を感じます。
たくさんのネフロンから、腎盂に尿が
集められ、尿管の平滑筋の蠕動運動に
よって、膀胱に集められ排泄されます。
①尿量が増えると、膀胱の内圧が上昇します。
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②副交感神経が優位になります。
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③排尿筋が収縮します。
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④膀胱括約筋がゆるみます。
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⑤排尿反射が大脳皮質のコントロールを受けて
尿道括約筋が意識的に排尿を調節します。
腎臓の腎小体で分子量の小さいものを
ろ過します。
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ネフロン(近位尿細管➡ヘンレのわな➡遠位尿細管)を通って、尿は少しずつ
膀胱へ送られます。
※腎臓の機能的最小単位をネフロンと
いいます。
⭕食事性便秘…繊維質が少ないために起こります。
⭕習慣性便秘…がまんが原因で、女性に多い。
⭕弛緩性便秘…腹筋力の衰えによるもの。
老人・長期療養・出産後など
※適度な運動と食物繊維をとることで改善できます。
⭕痙攣性便秘…ストレスや自律神経の乱れによって
起こります。
副交感神経の過緊張
※結腸の痙攣で、直腸に行くのに時間がかかります。
⭕過敏性腸症候群…ストレスや自律神経の乱れによって
起こります。腹痛や慢性の下痢や便秘
⭕乳糖不耐性…牛乳を飲むと下痢をします。
※遺伝的体質によるものです。
①S状結腸に固形状で溜まっています。
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②1日1〜2回…糞便の重みと大蠕動運動で
直腸内に送られます。
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③直腸壁の伸展と内圧亢進を腸内の圧センサーが察知。
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④情報は、脳の排便中枢、延髄、大脳皮質などの
上位中枢に送られます。
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⑤便意が起こります。
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⑥反射的に交感神経の緊張がとれて
副交感神経を興奮させます。
直腸蠕動を促進します。
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⑦内肛門括約筋がゆるみます。
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⑧上位中枢は、陰部神経を介して
外肛門括約筋を意識的に弛緩させ
腹圧の上昇を起こします。
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⑨肛門から排泄されます。
肛門は、
自律神経支配の⭕内肛門括約筋
(不随意筋)と、
体制神経支配の⭕外肛門括約筋
(随意筋)があります。
随意筋があるため、
がまんできるようです。
糞便の通過ルートですが、
小腸
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上行結腸
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横行結腸
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下行結腸
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S状結腸
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直腸
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肛門
となります。
※直腸から肛門へは、大蠕動運動や
糞便の重みのみで移動します。
大腸の働きは、水分の吸収と糞便の形成です。
大腸で約12時間かけて流動体から
固形状にします。
分解されずに大腸まできた食物の
残りかすを腸内細菌叢が腐敗・発酵させて
糞便形成の働きをします。
ビフィズス菌や乳酸菌など…
腸内細菌は約100種類、100兆個くらい
たくさんの種類があります。
心の健康を保つことです✾(*^^*)
5大疾病…ガン、脳卒中、心臓病、糖尿病、
精神疾患があります。
心の健康には、ストレスが大きく影響
しており、メンタルヘルスには
ストレスケアが必要です。
ストレスに対して耐性のあるなしは
個人差があり状況によって変化します。
ストレス耐性の高い人は、低い人に
比べ、同じ環境下で同じストレッサーを
受けてもストレス反応が生じにくいです。
甲状腺刺激ホルモン
乳腺刺激ホルモン
黄体形成ホルモン…LH
卵胞刺激ホルモン…FSHなど
分泌が抑制されてしまうと、
成長が遅れたり、月経が止まったり
することがあるので、
ストレスをためないように
早めに対処しましょう。
フィードバックシステムにより、
視床下部がホルモン分泌量の増減を
コントロールしますが…
ストレスの激しい時は、
下垂体からの副腎皮質刺激ホルモン以外の
前葉ホルモンの分泌は抑制されます。
その為、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
視床下部
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副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン
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下垂体門脈
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下垂体前葉から
副腎皮質刺激ホルモン
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副腎皮質から
コルチゾール
自律神経系の副交感神経…
リラックス反応を活性化して
ストレス反応後の身体を鎮めます。
(-_-)
エネルギーを保存、消化の促進、
異物の侵入から身体を防御します。(^^)
副腎髄質…交感神経から出る神経伝達物質
アドレナリン、ノルアドレナリンの刺激で
ホルモンのアドレナリン、ノルアドレナリン
を放出。
下垂体…視床下部からの
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの
働きかけで、血液中に副腎皮質刺激ホルモンを
放出します。
副腎皮質…下垂体からの
副腎皮質刺激ホルモンの働きかけで
コルチゾールを放出し
筋肉活性化をする燃料を確実に供給します。
※肝臓内のアミノ酸をグルコースに変え、
蓄積脂肪をエネルギーに変えるのを助けます。
この時、ビタミンCが必要となります。
注意➡副腎皮質ホルモンの濃度が高くなると、
免疫システムの働きを抑制することがあり、
感染症やアレルギーなど、病気を発症しやすく
なります。_(_^_)_
交感神経…ストレスで活性化してしまい…
エネルギー拡張、行動準備、緊急状況の
対応を行ないます。
血圧、血糖値、心拍数の上昇。
①はじめに、感覚器(目・鼻・筋肉など)が
ストレッサーを感じとります。
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②次に、大脳新皮質・大脳辺縁系を通じて
視床下部にメッセージを伝えます。
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③視床下部が作用して、自律神経系(交感神経)
と内分泌系(副腎皮質)が活動的になります。
※大脳新皮質で営まれる精神活動は、
大脳辺縁系に影響を与え、
不安や恐れなどの情動をもたらすと
その刺激は視床下部へ伝わり
諸器官に様々な影響を与えます。
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ストレスとは?
様々なストレッサーによって
生じる生体内の歪んだ状態のことです。
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ストレッサーとは?
ストレスを引き起こす要因のことです。
外部からの何らかの刺激を表します。
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心身の緊張を和らげるリラクセーションは
ストレスケアとして効果的です✾
アロマテラピーで好きな香りを楽しむこと
心地良いトリートメント、ホームケア
セルフケアは、リラクセーションを
もたらします。(*^^*)
社会生活で何らかのストレスを
感じることはありますが、
ストレスには個人差があります。
適度なストレスがやりがいや生きがいと
なることもある反面、時として死に至ることも
あります。
ストレス予防、軽減のためには
まず、基本的な生活習慣を整えること
・生活リズムを保つ。
・睡眠を十分にとる。
・バランスのとれた食事をとる。
早めのタイミングで、セルフケアを。
気分転換やリラクセーションをはかりましょう。
\(^o^)/
※ストレスケアは治療ではありません。
人の体温調整機能は、恒常性の1つです。
活動時の最適温は、36.5℃
これより体温が高い場合
➡発汗、皮膚血管の拡張で
体温を下げようとします。
これより低い場合
➡震えによって体温を上げようとします。
免疫グロブリンのうち全体の約0.001%以下と
ごく微量。
Ⅰ型アレルギーや寄生虫疾患に関与していて、
発症時は、増加します。
免疫グロブリン全体の約1%にも満たない。
詳しい機能解明はされていないですが、
リンパ球のうちB細胞の働きを活発に
するのではないかと言われています。
免疫グロブリン全体の約10%を占めます。
病原体が体内に侵入すると、1番最初に
産生されます。
感染による典型的な症状がでる前に、
免疫グロブリンMの量が上昇します。
初期感染の検査に使われるものです。
分子量が最も大きいです。
免疫グロブリン全体の約10〜15%を占めます。
粘膜表面から病原体の侵入を防ぐ働きです。
唾液や母乳中にも含まれており、乳児の感染予防に
役立ちます。