🟡獣医師が用いる手術承諾書は、
人間の医療で使用される承諾書が
参考となっています。
🔵承諾書は、手術の性質や内容を
よく説明し、飼い主も納得したうえで
手術を行うためにあります。
🟡準委任契約とは…
法律行為でない事務の処理を委任する
契約です。
例えば、犬猫の手術を依頼する
場合、獣医師と飼い主の間に
治療に関する診察契約が結ばれる
こととなり、この契約が、民法上の
準委任契約に該当します。
動物病院で、犬猫の不妊去勢手術を
受ける場合… 手術前に飼い主は、
承諾書にサインをすることが多いと
思います。
獣医師に犬猫の手術を
依頼することは、民法第656条
準委任契約に該当します❀
獣医師は、善良な管理者の注意をもって
治療行為を行う義務を負います。
民法第644条✿
🟡この義務を果たしたかどうかは…
犬猫の健康状態をチェックして、
仮に犬猫の健康状態によって、
手術する・しないの選択肢があるような場合
飼い主へきちんと説明をし、一般的な獣医師で
あれば、普通にすべき注意をして手術をしたか
どうか等により、判断されます。
🔵もしも…善良な管理者としての義務を
果たしていなかったのであれば、
たとえ承諾書に一切責任を負わない。
とあっても、それは無効と考えられています。
🔵トリミングサロンとの間に、支払い時期に
ついての約束があれば、それに従います。
🟡支払い時期がない場合、
仕事の目的物の引渡しと同時に、
支払わなければならない。となります。
(民法第633条)
🟡トリミングサロンの仕上がりが
気に入らない、犬猫に傷がついた等の場合には、
債務の履行がなされていないとして、
支払いを拒絶することもできます。
❍トリミングサロンで、毛を切りすぎて、
可愛くなくなったので、代金を支払いたくない。
ということが起った場合…
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🟡飼い主がペット雑誌の写真をしめして、
具体的な指示をしていたにも関わらず、
全く違った状態になってしまったのであれば、
瑕疵修補請求として、手直しを求め、
手直しが終わるまでは、代金の支払いを拒むことが
できます。