②健康状態で変わります。
・ノイローゼや更年期障害、副鼻腔炎など
で見られる症状の場合⚠
・物のにおいがわからなくなることを
嗅覚異常といいます。
・良い香りを悪臭と感じたり、
悪臭を良い香りと感じることを
嗅覚倒錯といいます。
においとして感知できる
最小値のことを嗅覚の閾値といいます。
①個人差があります。
・女性は男性より敏感。
女性は男性よりも閾値が低いです。
※閾値が低いということは、
少しの量でにおいがわかるということです。
・月経や妊娠時は、特に敏感になります。
※ホルモンの関係で閾値が変わります。
・有色人種は白色人種より敏感です。
・加齢とともに閾値が上がります。
※鈍感になってしまいます。
良い香り✾
嫌な香り…
心地よい香り❁
危険なにおい…
など…
大脳辺縁系で過去の記憶と
結びつけてにおいを感じます。
そして、視床下部に伝わると
その感情に基づく生理作用が
起こります。
※生理作用→リラックスや緊張など…
*************************************
それから、大脳新皮質の嗅覚野で
それが、「オレンジ」である…
「ガス」であるなど…
においの具体的な認識がされます。
におい…香り成分は、鼻腔から脳へ
直結していますが、一部は、鼻腔の
粘膜にあるキーゼルバッハ部位という
ところに集中している血管からも
体内に入ります。
♢キーゼルバッハ部位
鼻中隔前方にある部位です。
この部分は血管が豊富で
粘膜が薄いため出血しやすい
ところです。
嗅覚➡脳に伝わる経路❁
アロマテラピーで香りをかいでから
においを認識するまでのルート✾は
下記のようになります。
香り分子
⬇
嗅上皮の粘膜
⬇
嗅毛(嗅上皮)
⬇
嗅細胞(嗅上皮)
⬇
嗅神経(第1脳神経 嗅上皮にある)
※20本で一束になり、嗅糸と呼ばれます。
嗅糸の集合体を嗅神経といいます。
⬇
篩骨篩板(しこつしばん)
⬇
嗅球(大脳辺縁系)
⬇
嗅索(大脳辺縁系)
⬇
前頭葉(大脳皮質の嗅覚野)
においを嗅ぐと、におい成分の分子が
鼻腔の天井あたりにあるにおいを感じる部位
…嗅上皮の粘膜に付着します。
嗅細胞から出ている嗅毛に受容され
嗅細胞が興奮します。
その刺激が電気信号(インパルス)に
変換されて、嗅神経に伝わり
篩骨(しこつの穴)篩板を通って
大脳の前頭葉下面にある嗅球、嗅索を
経て、大脳辺縁系に到達。
記憶や本能行動と結びつき
視床下部に伝わり生理作用を起こします。
少し遅れて、大脳新皮質の嗅覚野に
伝わり、何のにおいか…認識されます。
角質器とは、表皮が角質化した器官
のことをいいます。
毛や爪など…
爪の場合
物をつかみやすく、指先での細かい
作業を可能にします。
手足の指の末端を保護する役割が
あります。
外に出ている部分を爪甲(そうこう)
隠れている部分を爪根(そうこん)
といいます。
アポクリン汗腺=大汗腺
毛包上部に開口しており
皮脂と同じところからでます。
腋窩、外耳道、外陰部、乳輪など
特定の部位に分布する腺です。
体温調節には関与していません。
分泌される汗は粘性のある乳白色で
タンパク質や脂質に富みます。
生成後の汗は無臭ですが、
皮膚に存在する常在菌によって
分解されると特有の臭いが現れます。
特有の臭いが強くなった場合を腋臭
といいます。
エクリン腺=小汗腺
毛穴とは無関係に体表のほぼ
全体に分布していて汗を分泌します。
掌と足の裏に多く存在します。
開口部は皮膚の表面にあり
汗孔といいます。
体温調節、代謝物の排泄、皮脂膜の形成
による微生物の増殖防止に関与します。
自律神経の働きと関連しており、
気温や湿度の上昇時は、温熱性発汗。
※体温調節に関与します。
辛いものを食べた時は、味覚性発汗。
緊張による冷や汗(大脳皮質の反応)の時は、精神的発汗。
※体温調節にはあまり関与しません。
汗を分泌する付属器官のひとつです。
真皮の深層から皮下組織にあり、
99%は水、他、塩化ナトリウム、乳酸、尿素
です。
エクリン汗腺とアポクリン汗腺に
わけられます。
汗は皮脂や角質層の分解物と混ざりあって
皮脂膜を形成します。
皮膚の脂腺から皮脂が分泌されて
います。脂腺(皮脂腺)は、外分泌腺です。
掌、足の裏を除く全身にあります。
毛包の上部に開口する毛脂腺と、
毛とは無関係に皮膚の表面に
直接開口している独立脂腺が
あります。
皮脂は、コレステロール
タンパク質、電解質からなり、
汗や角質層の分解物と混ざって
皮脂膜を作ります。
皮脂膜は、弱酸性の天然の保護
クリームのような役割をしています✾
皮下組織は、中胚葉由来となります。
皮膚の最下層に位置する結合組織です。
疎性結合組織からなり、真皮に徐々に
移行していきます。
筋膜や骨膜とゆるく結合していて
脂肪細胞が豊富で皮下組織層を
作っています。
血管とリンパの網が張り巡らされて
いて、外圧からの衝撃を和らげる他、
保湿と栄養貯蔵の役割をもちます。
※身体の部位や栄養状態、年齢に
よっても厚さが異なり、思春期以降の
女性ではとくに発達しています。
皮膚の真皮部分は、網状層になっていて
膠原繊維(コラーゲン)と弾性繊維(エラスチン)
が作る網目構造の間をヒアルロン酸などの
基質が満たしています。
ゼリー状の高分子多糖類で高い水分保持力を
持つ物質です。
細胞と細胞の間に多く存在する基質の1つで
真皮層、関節液、眼球の硝子体に多く含まれます。
水分保持、皮膚を潤す働きがあり、
関節面への潤滑作用やクッション
としての役割もあります。
関節の動きをよくします。
ヒアルロン酸は加齢とともに、減少します。
お化粧品や医療品に利用されています。
皮膚の真皮部分は、網状層になっていて
膠原繊維(コラーゲン)と弾性繊維(エラスチン)
が作る網目構造の間をヒアルロン酸などの
基質が満たしています。
弾性繊維を構成するタンパク質で、
動脈、腱、皮膚の真皮などの弾性繊維に
富む組織に見られます。
皮膚の真皮部分は、網状層になっていて
膠原繊維(コラーゲン)と弾性繊維(エラスチン)
が作る網目構造の間をヒアルロン酸などの
基質が満たしています。
真皮の大部分約90%を占めている部分で、
膠原繊維のことをコラーゲンといいます。
動物の結合組織に存在します。
腱、靭帯、骨、軟骨、皮膚の真皮などを
構成するタンパク質です。
変質したコラーゲンは、ゼラチンと呼ばれます。
コラーゲンは、体内で細胞の接着、運動に
関わる他、基礎化粧品や医療品などにも
利用されます。
表皮の下に位置しており、中胚葉由来となります。
繊維性結合組織。
乳頭層(基底層の下)と網状層(乳頭層の下)
からなります。
血管が豊富にあり
体温調整をしてます。
※紫外線に注意⚠
紫外線を長く受けると、角質層が肥厚し
真皮層のコラーゲンが破壊され
シワやシミができます。
ビタミンC…メラニン生成を抑え
生成されたメラニンを還元し
色を薄くして、コラーゲンを修復します✾
・乳頭層…血管乳頭と神経乳頭からなります。
・網状層…コラーゲン(膠原繊維)90%と、
それを絡めているエラスチン(弾性繊維)
が網状に交錯しています。
その隙間に、ヒアルロン酸があり
水分保持をしています。
※コラーゲン産生には、ビタミンCがかかせません。
UV‐Bは、表皮内でほとんど散乱、吸収されます。
サンバーン…炎症・紅斑 シミ、ソバカス、乾燥など
※お化粧品についている表示の意味✾
例…SPF12は、20分✖12という意味で
240分有効
紫外線は、3月〜5月が1番強いです。
UV‐Aは、窓ガラスを透過し、
皮膚の真皮層まで届きます。
サンターン…日やけで色素沈着します。
真皮に接していて、基底細胞と
メラノサイトからなる表皮の
最下層✾
基底層の表皮細胞を基底細胞といいます。
基底細胞から分裂した細胞は
角化細胞として表層にむかい
基底層➡有棘層➡顆粒層➡淡明層➡角質層へ
と押し上げられ、角質となって剥がれ落ちます。
表皮細胞の寿命は、4週間程度で
最終的にフケや垢となって剥がれ落ちます。
これを、ターンオーバーといいます❁
細胞の10個に1個は、メラノサイトで
紫外線を受けるとメラニン顆粒を
作ります。紫外線から皮膚を守ります。
※紫外線を過剰に受けると、メラニン生成量が
増加して色素沈着を招くので、注意⚠
※ビタミンEは、メラニン生成を抑え
増加を間接的に抑えます。
表皮の中で1番厚い層です。
棘のような多数の突起により
細胞がお互いに結ばれた構造を
持ちます。
免疫に関わるランゲルハンス細胞や
基底層で産生されたメラニンが存在
しており、異物や紫外線から皮膚を保護しています。
※ランゲルハンス細胞=マクロファージの一種で
食作用や抗原提示など皮膚の免疫機能の一端を
担っています。
組織液が流れていて栄養を運びます。
知覚神経がここまで伸びていて、
痛覚が1番多いです。
ガラス質状の顆粒
紫外線を反射させて中に入らないようにします✾
角質層の下、掌と足の裏では淡明層の下
に位置しており、2〜3層の扁平な細胞から
なる層です。
ケラトヒアリン顆粒が含まれており
天然保湿因子の主成分になります。
光を屈曲させ、紫外線を跳ね返します。
角質層の下、顆粒層の上に位置する
明るい帯状の層で、掌と足の裏のみに
見られます。
◆皮脂膜…目に見えない汗と皮脂で
できています。
ph5.2〜5.8の弱酸性のため、菌がつきにくく
なっています。
※アフリカの人は、ph4〜6くらいなので、
非常に菌に強いです。
♢参考事項
・ph1…強酸、胃酸など
・ph7…中性、血液
・ph11…石鹸、脱毛剤など
・ph14…強アルカリ性、灰汁
表皮の最上部です。
厚さ0.02mm❁
表皮細胞の死骸の堆積で
ケラチン(フケ・垢)となって剥がれおちます。
角質層の角質細胞の中にある
NMF…天然保湿因子と、
細胞同士をつなぐセラミド(細胞間皮質)
皮脂膜で、皮膚内の水分を外に逃さない
ようにしています。
※水分量が20%くらいが良好な皮膚の状態です✾
角化細胞は、約14日で基底層から角質層まで
到達し、約14日後に、フケや垢として
剥離します。
役割
・異物の侵入、内部の水分が漏出するのを防ぐ。
・NMF…天然保湿因子と細胞間脂質は
角質層の働きを助けています。
・細胞間脂質…角質細胞の隙間をうめる脂質。
水分蒸発と異物侵入を防ぎます。
・NMF…天然保湿因子…尿素、アミノ酸、乳酸塩などの
水溶成分の混合体。水分保持をしています。
・角質層の表面の無数にある皮溝と皮丘の
配列が整っていると、お肌のきめが細やかにみえます。
※表皮細胞のうち角質層を形成する
扁平な板状の無核細胞を角質細胞とよびます。
皮膚の表面の表皮は、外胚葉由来となります。
約0.2mmで下記の5層構造となります。
皮膚表面から
➡角質層 かくしつそう
➡淡明層 たんめいそう
(手のひら・足裏のみに存在)
➡顆粒層 かりゅうそう
➡有棘層 ゆうきょくそう
➡基底層 きていそう
5層構造からなり、血管は通っていません。
皮膚を構成する細胞は基底層にある角質産生細胞
(ケラチン細胞)で産生され、
形・名前を変えながら上へ上へと移動します。
角化して、ケラチン(フケ・垢)となって
角質層から剥離していきます。
これを、新陳代謝(ターンオーバー)といい
約28日周期で行われていきます。
※角化=基底層から角質層まで、細胞の形を
変えながら、移動していくことをいいます。
皮膚は人体で最大の臓器です。
身体の保護、体温調整、感覚器としての
役割、日光を浴びてビタミンDを産生します。
全身の健康を計るバロメーターとなります。
日本人のお肌は、ph5.2〜5.8くらいの弱酸性の
皮脂膜で覆われいます。
菌を寄せつけない環境となっています。(^^)
皮膚の表皮は、外胚葉由来。
真皮、皮下組織は、中胚葉由来で
表皮・真皮・皮下組織の3層構造から
成ります。
お化粧品などで皮膚の表面を
ごく浅い層で潤すことを浸透と
いいます。
※皮膚の表面を潤しますが、
お化粧品は内部に入りません。
アロマテラピーで使う精油は、
希釈して使用します。
精油成分は分子量が小さいため
皮膚の真皮層に吸収されて
血管に入っていくので
アロマテラピーの効果が期待できます✾
(^^)
※分子量500が境目となります。
※1時間✾運動を行った場合の消費カロリー目安です。
・ラジオ体操… 287(男性:kcal) 223(女性:kcal)
・ヨガ… 255(男性:kcal) 198(女性:kcal)
・速いウォーキング… 248(男性:kcal) 193(女性:kcal)
・自転車(平地)… 229(男性:kcal) 178(女性:kcal)
・ウォーキング… 216(男性:kcal) 168(女性:kcal)
・入浴… 191(男性:kcal) 148(女性:kcal)
・普通歩行… 191(男性:kcal) 148(女性:kcal)
・ストレッチ… 191(男性:kcal) 148(女性:kcal)
・掃除… 172(男性:kcal) 134(女性:kcal)
・散歩… 140(男性:kcal) 109(女性:kcal)
・洗濯… 140(男性:kcal) 109(女性:kcal)
・買物… 140(男性:kcal) 109(女性:kcal)
・電車(立ったまま)…127(男性:kcal) 99(女性:kcal)
・デスクワーク… 102(男性:kcal) 79(女性:kcal)
・車の運転… 96(男性:kcal) 74(女性:kcal)
・立ち仕事… 89(男性:kcal) 69(女性:kcal)
・お料理… 89(男性:kcal) 69(女性:kcal)
身近な動きが、どのくらい消費量があるかの目安となります✾
(^^)
サーカディアンリズム=1日を24時間とする
概日リズム✾
本来1日25時間周期のところを、
松果体から分泌されるメラトニンが
24時間に体内で調整しています。
不規則な生活や日照時間が
短くなると、狂うこともあります⚠
体温・血圧・ホルモン分泌・細胞分裂に
関与しています。
太陽が昇ると交感神経が優位になり
活動モードへ✾\(^o^)/
太陽が沈むと副交感神経が優位になり
リラックスモードへ✾(。-ω-)zzz. . .
皮膚温と体温✾
手足の皮膚温は入眠時に上昇します。
額が一番低い温度になっています。
深部体温は15時〜16時に最高で
3時〜4時に最低となります。
寝ているときは消化器系の
胃腸運動や胃液の分泌は
減少します。
空腹は睡眠の妨害となります。
下垂体前葉から分泌される
成長ホルモンは、睡眠時に
高まります✾
睡眠は…(。-ω-)zzz. . .
成長促進✾
疲労回復✾
となります。(^^)
質の良い睡眠をとり、快適に過ごしましょう✾
睡眠のリズムに関与する
ホルモンや神経伝達物質について✾
気分や痛みに対する感覚、意識の状態を
コントロールします。
(ドーパミンやノルアドレナリンなどの
情報コントロール)
睡眠時にノンレム睡眠を起こす
作用があり、深い睡眠の間に蓄積されます。
(。-ω-)zzz. . .
松果体でのメラトニン合成に関与していて
うつ病になると少なくなります。