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*3つの丹田(たんでん)*

 【丹田(たんでん)って何?】

 東洋医学では、人が生きていく上で欠かせない「気(き)」・「血(けつ)」・「水(すい)」の3つの要素が、全身を循環しているとされています。ここでいう「気」とは、その東洋医学の「気」のことをいいます。丹田は、場所のことをいいますが、臓器のある場所ではありません。東洋思想から来ていて、西洋医学的な考え方とは少し違っています。

 丹田は、西洋医学のように、「この臓器のある場所」といった物理的な場所を指すというよりも、概念的な場所といえそうです。丹田は、「アーユルヴェーダ」でいうチャクラの流れ道である「ナーディ」が集結・密集している場所にも、近いといいます。丹田は、次の3つがあります。


 【3つの丹田(たんでん)】
 
 「下丹田」、「中丹田」、「上丹田」の3つがあり、
 それぞれ働きが違います。
 丹田は、「気」の流れと関係しているとのことでした。
 東洋医学でいう気・血・水は、「経絡(けいらく)」を通って、それが表面に表れているポイントを「ツボ」といいます。

 ・下丹田  「気海(きかい)」
 ・中丹田  「膻中(だんちゅう)」
 ・上丹田  「印堂(いんどう)」


 というツボがあります。


 【下丹田ってどこにあるの?】
 
 おへその下に親指3本分、もしくは、指4本分(薬指から人差し指)のところにあります。
(3つの丹田の中でも)気が集まってたまる場所で、精神的な芯や軸になる部分です。日本語でも「腹がすわる」「肝がすわる」などともいうと思います。それは、下丹田がしっかりしているということです。「グラウディング(地に足がしっかり着いているということ)」ともいえます。

 【中丹田ってどこにあるの?】

 胸にあります。中丹田は、コミュニケーションを取ったりするときに必要とされます。そこが流れていないと、コミュニケーションがうまく取れなかったりします。例えば、多くの人に影響する情報発信をするような人には、中丹田の開いている人が多いといいます。また、ハグをして胸と胸が合ったときに、元気のない人には(中丹田を通じて)元「気」を与えたりすることもできるようです。

 【上丹田ってどこにあるの?】

 眉間の間にあり、「第三の目」のある場所です。
直観力や洞察力、先を見通す力などと関係しています。例えば、眉間にグッとしわの寄っている人は、上丹田が崩れていることが考えられます。すると、(視野が狭くなり)大きな視線でみられなくなったりします。他にも、人のことを理解できなかったり、ガミガミ怒ったりする人も、上丹田の崩れが考えられます。

 【丹田を意識する(•ө•)♡】

 丹田を意識しながら生活すると、姿勢が良くなります。
例えば、「下丹田」を意識すると、反り腰や猫背が自然と改善していきます。「中丹田」を開くように意識すれば、猫背にもなりませんし、呼吸も深くなります。「上丹田」を意識することで、眉間にシワを寄せなくなったり、たるみやおでこの横ジワが改善したり、目がキラキラして表情が柔和になったりすることにつながります。
 
 元「気」のもとが流れますから、元気になったり、心が安定したりするなど、メンタル的な部分にも大きく関わってくると思います。また、自律神経も、副交感神経が優位になりやすくなり、ホルモンのバランスもとれ、冷え性の改善なども期待できます。

丹田は、物理的な場所というよりも、「気」の流れる上で重要なポイントで、概念的な場所といえます。

 丹田を意識するだけで、姿勢が自然と良くなります。

 私は猫背で姿勢が良くないのですが、おへその下の「下丹田」、胸の「中丹田」を意識すると、自然と背筋がピンと伸びるのが分かります。

 姿勢が良くなったり、気が流れるようになったりすれば、健康と美容のどちらにもプラスとなります。

 日々の生活の中で、丹田(たんでん)を意識してみましょう(^^♪



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